5月17日 2017年度第3回審判セミナーが長野県フットボールセンター(松本市サッカー場)にて行われました。
講義
今回の講義は小出さんが担当です。テーマは、副審の任務でした。本日のゴールは、「副審の任務」を確認する。
今回のメニューは、
- 小テスト
- 副審の任務の解説
副審の任務
- 副審の合図
- ボール全体がフィールドの外に出たときに、どちらのチームがコーナーキック、ゴールキックまたはスローインを行うのか。
- オフサイドポジションにいる競技者が罰せられるとき
- 競技者の交代が要求されているとき
- ペナルティーキックのとき、ボールがけられる前にゴールキーパーがゴールラインを離れたかどうか、またボールがゴールラインを越えたかどうか。(試合前の打ち合わせが重要)
- 副審の援助には交代の進め方の監視も含まれる。(10ヤードの援助 目測および手でコントロール)
これら任務を動画にて確認し、実際のシグナルにおいて注意すべき点など解説を交えながら確認しました。
まとめ
- 合図をするとき、常に主審を見る。
- 誰が見てもわかりやすいシグナルで。
- 試合を円滑に運営していくために、副審として良い「援助」ができるように。
いい準備をしましょう!
小テスト
『競技規則2016/2017』 p54 その他の審判員「1.副審」より出題。今回6名が満点を取りました。
出題内容はこんな感じです。
- ( ① )がフィールドの外に出たときに、どちらのチームが( ② )、( ③ )または( ④ )を行うのか。
- ( ⑤ )にいる競技者が罰せられるとき
- ( ⑥ )が要求されているとき
皆さんも考えてみましょう!
プラクティカルトレーニング
今回の講師は、松本さんが担当です。テーマは、フリーキック《セレモニー》です。本日のゴールは、「フリーキック(セレモニー)の手順」を知る。
セレモニーが必要な時(場所)
一般論ですが、直接ゴールを狙える場所です。ただし、必ずではないのでご注意ください。
手順について(一般論 ※クイックリスタートは保証する)
- 再開時のポイント(反則の起きた地点)を確定する
- DFが15m(10ヤード)離れていない場合、声がけをする。守れない場合、もしくは、FWが壁を下げさせることを要求した場合は、歩測して距離を決定する。
※注意事項
歩測時にはボールを確認しながらするようにする。(間接視野、バックステップなど) - 壁でのコントロール(DFへのマネジメント)
壁から飛びださないことや、ハンドなどしないことの声がけ - 再開に向けて、主審の取るべき(監視するポイント)位置に向かう。
まとめ
数多く体験することで、実戦に備える。
主審が笛で止めた時点で、行う事(再開時の主審の位置含む)を整理しておくことが重要。
※主審の力量が試されるので、慌てず冷静に行う。