2月15日 2016年度第12回審判セミナーが松本平広域公園総合球技場アルウィン会議室にて行われました。
今回も、3・4級審判更新講習会を兼ねての開催となりました。
講義
今回講義の担当は松本さんです。今回のテーマは、「審判報告書」です。
今回の講義の目標は、「審判報告書を書く時に⼤事にすることを知る」 です。
講義内容
- 10問小テスト
- 審判報告書の記入上のポイント(講義)
- まとめ
- 競技規則改正
1.小テスト
『競技規則 2015/2016 』 p270 審判報告書の記入上注意より10問出題
2.審判報告書について
- 書く⼈はだれ:協会から派遣された主審。
- その他の審判員はどうする:主審の記載した内容を確認するように⼼がける
- 審判報告書の扱い:競技運営で記録した公式⽂書である。
- 注意点:公式⽂書であるので、内容に間違えがないように競技規則の⽤語を⽤いて記⼊する。
記載する内容について詳細は、競技規則P270~P272を参照ください。
今回の講義の中で特に重要なポイント(抜粋)
その他報告事項(報告内容)
特になければ「特になし」と記⼊
- チーム役員に対する懲戒罰があった場合。
- 懲戒罰を運⽤できない時間帯に懲戒罰に相当する⾏為があった場合。
- チームのユニファーム等に問題があった場合。
- キックオフの時間が遅れた場合。
- 副審や第4の審判員に問題があった場合。
- 運営⾯で問題があった場合。
- その他
※1、2、5、7は重要事項で詳細に報告。
懲戒罰の報告について
懲戒罰・・・・警告・退場
競技者、交代要員
- 主審の権限が及ぶ範囲の時間帯→報告書の警告、退場欄に記載
- 権限が及ばない範囲の時間帯→その他の報告事項に記載
チーム役員
- その他の報告事項に記載
退場、権限が及ばない時間帯、チーム役員の場合→詳細を重要事項報告書に記載する。
警告
映像を見て、実際に審判報告書を記載
今回は、理由にフォーカスを当てた練習を行いました。
ポイント
- 時間(通算時間)
- チーム名
- 選⼿番号
- ⽒名(フルネームで間違わないよう)
- 理由
- 具体的な反則の内容
理由について(抜粋)
ラフプレーの考え⽅は⽇本独⾃のものです。
※本来は反スポーツ的⾏為に含まれる。
反スポーツ的⾏為の中の直接フリーキックとなる反則を無謀に⾏うがラフプレーとなるので注意。
理由、具体的な反則の記載内容
重要なことは競技規則に書かれている文言を使って書く。
具体的な記載例
相⼿競技者が負傷にさらされる危険を無視して無謀にチャージしたため。
退場
映像を見て、実際に審判報告書を記載
今回は、理由にフォーカスを当てた練習を行いました。また、重要事項報告書の記載について学びました。
退場の報告について
警告の報告と同じように記載する。ただし重要事項報告書への記載を忘れずに。
※2度の警告の場合は重要事項報告書は必要なし。
重要事項報告書の書き⽅
- タイトル
(時間、チーム、番号、⽒名、⾏為)退場について - 「いつ」「どこで」「だれが」「だれに」「どうした」
- 主審の決定
「だれが」「どうした」のでレッドカードを⽰し退場とした。 - 退場した後の⾏動や態度について
※さらに詳しくするために・・・
空いているところに図を加えると状況がわかりやすくなる。(推奨であり必ず必要ではない)
今回ご紹介した内容は、あくまでも一例にすぎません。みなさん自ら考え自分のものにして下さい。