9月21日 2016年度第7回審判セミナーが松本市サッカー場にて行われました。
講義
今回講義の担当は大峡さんです。今回のテーマは、決定的な得点の機会の阻止です。
今回の講義の目標は、「ペナルティエリア内での警告となる場面と退場となる場面」を頭の中で整理しよう! です。
講義内容
- 10問小テスト
- 決定的な得点の機会の阻止《講義》
- 決定的な得点の機会の阻止《動画》
1.10問小テスト
「競技規則2016/17 p.87・88」得点、または、決定的な得点の機会の阻止、著しく不正なプレー、乱暴な行為から出題されました。
3.決定的な得点の機会の阻止
サッカーという競技の最大の魅力は何でしょう!
もちろんゴールですよね!
それを阻止する行為は、許されない行為です!
今年度の競技規則の改定でペナルティエリア内での懲戒罰について大幅な改定がありました。「三重罰」は厳しすぎるという声に対応したものです。(三重罰とは、PK・退場・次試合の出場停止)
今回の目的は、ペナルティエリア内で警告となる場合、退場となる場合を整理する事です。
退場となる場合
- 相手競技者を押さえる、引っ張る、または押す。
- 反則した競技者がボールをプレーしようとしていない。
- その競技者が、ボールに挑む可能性がない。
- 反則がフィールド上のどこであっても退場で罰せられる場合。
警告となる場合
ボールをプレーしようとして相手競技者に挑んだがファウルになってしまったものに限られる。
決定的な得点の機会を阻止する 考慮事項とは
- ゴールまでの距離
- プレーの方向
- ボールをコントロールもしくはコントロールできる可能性
- 守備側の人数・位置
まとめ
「決定的な得点の機会を阻止する」を正しく説得力ある判定をするには、競技規則の理解、ポジショニング、瞬時に考慮事項(決定的な得点の機会が成立する事項)を判断することが重要です。
注意事項
そもそも2016審判セミナーは、4級審判員をターゲットにしている関係、ワンステップ上の3級審判員の重点項目(技術)にあるアドバンテージについてわかりやすく解説する事を前提に進めたものである。これらが全てではなく他の要素もある事をご承知おきください。
プラクティカルトレーニング
今回の講師は山際さん。テーマは、主審のポジショニングです。今回の目的は、「判定しやすい角度に動こう」です。
内容
- エスケープ(巻き込まれる事からの回避)
- 違う角度で見る
- 主審サイドへの動き
- ゲーム
※雨天により一部省略
ウォームアップ&エスケープ
ウオームアップを兼ねながら、周りの選手からのパス回しにボールを当てられないよう体を動かすトレーニング
主審のポジショニング 違う角度から見る
トレーニングのイメージは以下の図を参照ください。