2024年10月17日(木)第5回 長野県レフェリーアカデミー(ベーシックコース)がオンラインで開催されました。
テーマは「試合を進行させる②(FK、PK、負傷者の対応、交代)」で、田中 陽達さんが講師を務めました。
試合を進行させる② 内容
- 講義
- 受講生の感想
1. 講義
「試合を進行させる」というテーマで、
(1)フリーキックペナルティーキックの手順と競技規則
(2)負傷者の対応交代の手続き
について講義を行いました。
(1)フリーキックペナルティーキックの手順と競技規則
①フリーキックの手順について
最初に、直接フリーキックと間接フリーキックの違いを確認しました。
受講生の皆さんからは、
- 直接得点できるか、できないか
- ゴールに入るまでに競技者がボールに触れる
といった意見が出されました。
競技規則に規定された「不用意に」「無謀に」「過剰な力で」が、どのような反則なのかをディスカッションし、直接フリーキックとなる反則を一つずつ受講生の皆さんに伺いながら整理しました。
同様に、ゴールキーパーによる反則を中心に間接フリーキックとなる反則を確認しました。
②ペナルティーキックの手順について
競技規則改正となった部分(ペナルティーマーク上に置くボールの位置)を確認し、実際の試合映像を見ながら手順を確認しました。
(2)負傷者の対応交代の手続き
- 負傷者の対応について、トレーナー(担架)が入った場合一度ピッチから退出しなければなりませんが、例外となる場合を確認しました。
例えば、「ゴールキーパーが負傷したとき」がありますが、なぜゴールキーパーはフィールド内で治療ができるのかを受講生の皆さんに考えを伺いました。
「競技規則上、ゴールキーパーは必ずいなければならなず再開ができないから」との回答があり、なぜ例外となるのかを考えながら理解を深めました。
- 交代の手続きについては、交代要員が第4審判員のところに来てから入場までの流れを説明しました。
最後に、、、
競技規則の理解がとても大切です。試合中に困ってしまったり、疑問が生じてしまった際には、一度試合を中断しても良いので審判団で確認をすることを大切にしてください。
2. 受講生の感想
- 間接フリーキックになるファールが意外と多くてびっくりました。最後に言っていた新しいルールのところがよく知りたいなと思いました。
- FKPK負傷者の対応交代などのことがわかってうれしかったです。直接FKはボールがちゃんと止まっているかを見ることがわかったし、間接フリーキックは相手をチャージしたら、間接フリーキックになることがわかりました。直接フリーキックと間接フリーキックの違いが分かったし、いいジャッジを心がけたいです。
- ボリュームのある講義をテンポよく進めていただきありがとうございました。今回の講義では負傷者が出た際の対応でキーパー関連の部分、同じチームで二人負傷者が出た際にプレーの再開を行わないことを改めて確認することができました。
- 今回の講義は競技規則にならった判定のしかたを教わったので、まず競技規則をしっかり読んで理解して覚えて試合で公平な審判ができるようにしたいと思いました。