2024年7月18日(木)第2回 長野県レフェリーアカデミー(アドバンスコース)がリモート形式で開催されました。
今回の講師は、内山さんです。テーマは「ファウルと不正行為」です。
1. 考慮事項
テーマであるファウルと不正行為について、ファウルを判定する際に考慮することとして、Consideration Points(今シダレーションポイント)についての説明がありました。
判定をする際にはなぜその判定をしたのかが大切であること、なぜその判定をしたのかについては、競技規則に基づいた根拠が大切であることを確認ししました。
2. 判定基準
判定をする際の基準について、数値化して考えてみました。映像を見て事象に対して、考慮事項を数値化することで、判定基準を考えていこうというものでした。たとえば、ボールにチャレンジできる可能性を、「1ある 2中くらい 3 ない」と数値化することで、判定をより客観視することができました。
また、Googleフォームを用いてリアルタイムで数値化したものを匿名化して集計することで、他の受講生がどのように考えているのか、自分の考えとの差はあるのかなどを可視化できました。
3つの映像について数値化し、議論したことで受講生の判定基準、考慮事項への理解度も高まったのではないかと思います。
3. 受講生の感想
- 今日もありがとうございます! これからのレフェリングに繋げられる講話でした。
- ファウルの判定基準には考慮事項を理解しておくこと、実際の判断は一瞬であること、後で言語化した時にその時の感覚がマッチすること、そしてそれには多くの実践経験が必要なこと、とても勉強になりました。
- 実技形式で実戦に沿った内容の講義で本当に興味がわきました。ありがとうございました。
- みんなの考えをきけて参考になった
- 根拠を数値化することで、反則の度合いや、考慮事項の理解が深まった。 数値化するのは初めてでしたが、判定も、説明もしやすく、これからこのやり方も取り入れていきたいと思った。
- 数値化して判断するというのをどんどん実践できればいいなと思いました。改めて一瞬で判断することの大変さを感じました。いい審判になれるように日々サッカーに触れようと思いました。
- 試合中に瞬時に点数化出来るようになれると良いと思った。
- 実際に可視化して、起きたファウルを見るとファーストインプレッションとはかなり基準が異なることを学びました。