2022年6月16日(木)第2回レフェリーアカデミー(=RAC)がリモート形式で開催されました。
今回のアカデミー生の講師は、小林俊一さんです。テーマは「主審(ファウルと不正行為)」です。
- 小テスト
- 講義
1.「ファウルはどうやって取っている?」、「何か基準がある?」について、アカデミー生へ質問をしたところ以下のような回答がありました。
- 足などの体同士の接触があるか。
- “フットボールコンタクト”かどうか。(正当なチャレンジか。)
- 自分が選手だったらどう感じるかを考える。危険だと感じるか。
- ボールへプレーできていて、相手の足へチャレンジしていないか。
2. 映像ディスカッション① (5シーン)
ファウルorノーファウルを各自で判断し、発表してもらいました。
判断が分かれるシーンもありましたが、ポイントとして・・・
- “なぜ”、ファウル、ノーファウルなのかを説明できるようにすること。根拠を持てるようにする。
- 接触したのは体のどこの部分なのか、ファウルが起きる前のボールの優先権はどちらだったのか。
が挙げられました。
ファウルかどうか判定する際には、3つの要素があります。
- 「動き」(予測、角度、距離)
- 「見極め」(状況、事象、懲戒罰)
- 「マネジメント」(ファウル、ゲーム、リスタート)
上記、2.「見極め」の中には”程度”があり、ファウルかどうかを判断するポイントの一つです。
その”程度”を見極めるためには、チャレンジのスピード、激しさ、タイミングといった要素が必要になります。
3. 映像ディスカッション②
ファウルかどうか判断する際の「考慮事項(Consideration Points)」を紹介し、それぞれのシーンでどんな考慮事項があるかを考えながらディスカッションしました。
- 相手競技者に挑む時、注意や配慮が欠けていると判断されるか?
- 接触があった時、競技者はボールにプレーしていたか?
- 身体のどの部分で相手競技者に接触しているか?
・・・など
4. まとめ
- ファウルかどうかを見極めるための「基準」を明確にしましょう。
- 「考慮事項(Consideration Points)」を整理しましょう。
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