6月21日、2017年度第4回審判セミナーが長野県フットボールセンター(松本市サッカー場)にて行われました。
講義
今回の講義は大峡さんが担当です。今年度より新たな試みとして、受講生の皆様からのリクエストにお応えしテーマを設定させていただきました。「異議への対応 退席処分 空中時の見極め ポジショニング コミュニケーション 負傷者への対応」の中から「ファウルスロー」を選びました。本日のゴールは、「4種年代の試合で、正しいスローインを見極める」。
今回のメニューは、
- 小テスト
- スローインの解説
スローインの解説
- スローイン時の違反についてグループにて考えてみましょう?(実技にて発表)
- Aグループ:投げる位置が違う。
- Bグループ:足が上がる。
- Cグループ:ボールが頭上を越えず投げ入れる。
- 正しいスローイングを写真、動画にて再確認。
まとめ
- 笛吹くタイミングは1発めで!
- 一回目は見逃して、次の違反で笛は「×」。程度、意図は関係ないので、正しくないスローインは「ファウルスロー」とする
レフェリーがリードして、特に4種年代では見本を見せてあげることも時として必要だと思います。
小テスト
『競技規則2016/2017』 p99 スローインより出題。今回10名が満点を取りました。
出題内容はこんな感じです。
- ボールを入れるとき、スローワーは
- ( ① )に面し、
- ( ② )ともその一部を( ③ )の外のグラウンドにつけ、
- ボールがフィールドを( ④ )地点から、頭の( ⑤ )から( ⑥ )を通して( ⑦ )を用いてボールを( ⑧ )なければならない。
皆さんも考えてみましょう!
プラクティカルトレーニング
今回の講師は、山際さんが担当です。テーマは、オフサイドの判定です。本日のゴールは、「視野を確保してオフサイドの判定をしよう」です。
「目的」
- 視野の確保
- オフサイドの判定
No1(下図)
- 白が 攻撃側 で、 前後に動く。
- 赤と白でパス 交換
- 黄が オフサイドラン
- 黒が オフサイドの判定をする。
- 慣れてきたら黄の移動をつける。
No2(下図)
上記「No1」に以下追加。
- 赤,青のどちらかパス
- 任意のタイミングで白へパス
まとめ
オフサイドラインキープは原則サイドステップを基本とし、視野を確保するために時として、タッチラインより下がることで視野を確保することができます。パスの出どころ、パスのタイミングをしっかり見極めることで正しいオフサイドの判定を行いましょう。(注意タッチラインを別の方法で定規化する)