7月15日 第5回審判セミナーは今年3月にリニューアルされた南長野総合球技場にて行われた。事前告知が十分ではなかったが、多くの見学者を迎え開催されました。
講義
今回は、小出さんが担当。テーマは、マンマネージメントについて
今回の内容はとても難しいテーマです。
なぜ難しいのでしょう! なぜ必要なのでしょう!
少し掘り下げて講義が始まった。
まず、マンマネージメントとはどういう事でしょう?
マン(man)⇒人間 + マネージメント(management)⇒管理?
サッカーでは少し意味が異なるのではないでしょうか?
manage(動詞)の意味として捉えると以下の意味がある
① 何とか成し遂げる、何とかやっていく
②〔道具や武器などを巧みに〕使う、扱う、操る
③〔困難な中で何とか〕~を成し遂げる[やりくりする]
④〈反語的〉〔うかつにも嫌なことを〕してしまう
⑤〔扱いにくい人や動物などを〕手なずける、しつける、操る
⑥〔会社などを〕経営[管理・運営]する、世話をする
色んな意味(解釈)がある中で、3番の〔困難な中で何とか〕~を成し遂げる[やりくりする]が最も近い意味ではないかと提案を頂いた。
マネージメントとは
ある行動を起こした選手をレフェリーが考える理想の状態に効率良く効果的にたどり着かせる理想の状態・・・レフェリーのサッカー観が反映される
色々な方法があると思います。「話を聞く」「声を掛ける」「無視する」「懲戒罰を与える」…etc
まとめ
「理想の状態」をしっかり持っておくこと! 自分は、どうしたいのか明確にすること!
マネージメントは、自分の「引き出し」を使って理想の状態に何とかして持っていくことである。
どのような手段を使うのかは、各審判員、各試合で変わってくる。
効果的>効率的であるべき
効果的・・・良い結果を得るために行うこと
効率的・・・いかに早く効果を得るか
ただし、効率ばかりを求めてはいけない
最後に
マネージメントは千差万別です。その人の経験・知識・状況判断等で変わります。
故に、マネージメントは異なって当たり前で、正解はありません。
大事なことは、理想を持ち、手段・手法を自分で考え、確実に自分の物にすること。
そして、いざというときにすぐ出せるようにすること。
講義として、最後に一つの動画を見て、ディスカッションを行う。テーマ=主審として、どのような対応が良いか考える!
<ポイント>
・誰に、何を、どのように、話すのか
・どんな声のかけ方をするのか
プラクティカルトレーニング
再開の手順を確認する。効果的なマネージメントは何か?をテーマに行われました。
審判員が監視すべき事とは
ボール・攻撃側競技者・守備側競技者の位置 距離・飛び出し・やり直し等
審判員が行う事
・スムーズに再開させること
・クイックスタートの保証
・セレモニー方法
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