5月18日 2016年度第3回審判セミナーが長野県フットボールセンター(松本市サッカー場)にて行われました。
講義
今回講義の担当は小出さんです。今回のテーマは、オフサイドです。
今回のメニューは、
- 小テスト(事前予告)満点を目指して!
- 競技規則の確認(第11条:オフサイド)
- アイスブレイク
- RACO(JFL担当審判員研修会)をセミナーで披露
小テスト
今年度より毎回実施し、今回で3回目となり「オフサイド」より出題されました。
今回の満点を取られた受講生は4名いました。
競技規則(オフサイド)の確認
競技者は、次の場合オフサイドポジションにいることになる。
競技者が(A)および(B)より(C)に近い。
ボールが味方競技者によって触れられるかプレーされた瞬間にオフサイドポジションにいる競技者は、次のいずれかによってそのときのプレーにかかわっていると主審が判断した場合にのみ罰せられる。
●(D)または、
●(E)。または、
●(F)。
競技者が次のことから直接ボールを受けたときはオフサイドの反則ではない。
●(G)
●(H)
●(I)
オフサイドの反則があった場合、主審は違反の起きた場所から行う(J)を相手チームに与える。
ご覧いただいている皆さんも一緒に考えてみましょう!
以下の図よりオフサイドポジションにいる赤(攻撃側競技者)は誰が該当しますか?
ご覧いただいている皆さんも一緒に考えてみましょう!
オフサイド
4級審判員もしくは無資格者が競技規則を頭で理解するには難しい表現がある。以下のように整理するご提案を頂いた。
主審:笛を吹くタイミング 副審:フラッグアップするタイミング
いつ ⇒ ボールが出た瞬間
どこで ⇒ オフサイドポジション
だれが ⇒ ボールを持っていない攻撃側競技者
何を(に) ⇒ ボールにプレー、守備側相手競技者
どうした ⇒ 干渉した・利益を得た
※上記は一般論であり、活用に当たり、ご自身が理解しやすいように読み替えたりして下さい。
オフサイド 3つの要件
オフサイドポジションにいること自体は反則ではない
- プレーに干渉する
- 相手競技者に干渉する
- その位置にいることによって利益を得る。
上記3つの要件を映像を活用して確認しました。また、今年2月の通達相手競技者に干渉する内の相手競技者にインパクト(影響)について確認した、
プラクティカルトレーニング
今回の講師は大峡さん。テーマは、オフサイドです。
正しいオフサイドラインのキープと視野を確保するトレーニングを2つのメニューで行なわれました。
1.ボールの出所がないDFの動きのみ
①3人組
②DF役が軽く前後に動く
③ARがそれをフォローする
④ARの後方からタブレット(スマホ)で撮影
⑤30秒後映像をチェック
2.ボールの出所を追加する場合
①6人組
②FW役が2人でパス交換
③DF役が前後に動く
④ARがDFをフォロー
⑤FW役が前を向きキックモーションを起こしたタイミングでフラッグアップ
⑥30秒実施し映像をチェック
ポイント
- フィールドに正対
正面から見なくては正確には判定できない - ステップワーク(細かく・上下動少なく)
ズレを少なくするため 修正が効く - メジャーを作る
基準を作り、そこに合わせる(おへそや肩など) - オフサイドラインとボールを同一視野に入れる
蹴られた瞬間を見る
オフサイドテスト
最後に上記トレーニングの成果を確認しました。