2023年5月18日(木)第1回レフェリーアカデミー(=RAC)がリモート形式で開催されました。
今回の講師は、小出 貴彦さんです。テーマは「オリエンテーション・講義(テーマ:これから審判を取り組む上で大切にしてほしいこと)」です。
1. オリエンテーション
今年度の第1回目のレフェリーアカデミということで、オリエンテーションを行いました。
【オリエンテーション内容】
- メンバー、スタッフ確認
- レフェリーアカデミーについて、ターゲット、今年度実施する内容
- お願い、確認事項
2. 講義
テーマ「これから審判を取り組む上で大切にしてほしいこと」
(1)「審判員とは?」
受講生の皆さんへ「審判員とはどういう存在?」かを考えてもらいました。
受講生の皆さんからは以下のような意見が出されました。
- 試合に直接関わっているが、「空気」のような存在で、選手や観戦している人が楽しめるように試合を支える存在
- 観戦している人と選手ををつなぐような存在
- 目立ってはいけない存在、影で支える人
- 競技規則を熟知して、公平に判定する必要があるの大変な立場の人
- 試合をコントロール、導く存在
- 副審や第4審と協力して4人がチームとしてコントロールする人
- ゲームを選手等と一緒に作る人、試合に関わる人みんながサッカーを楽しめるようにする人
- JFAのHPや競技規則では、どのように審判員が定義されているのかを確認しました。(JFAのHPより)
『審判員とは、競技規則と自身の立場・役割を十分に理解し、「競技と競技規則の精神」に基づき、能力の最大を尽くして判定を行う人です。』
また、競技規則では「審判員の目標」が全体、4級〜1級審判員、プロリーグ担当で明記されており、それぞれ確認をしました。
(2)「サッカー競技規則の基本的考え方と精神」について
競技規則の各条項の前にある「サッカー競技規則の基本的考え方と精神」に記載されている内容を確認しました。
【確認したワード】
「サッカーは、世界最高のスポーツである」、「美しい試合」、「最高の試合」、「審判がほとんど登場することのない試合」など
★なぜ、確認をしたのか?
- 迷ったとき、不安なとき、ブレそうなときに、自分が行っていることの価値を整理・再確認できる場所があることを知ってほしいからです
- その価値を共有できる仲間がいることを忘れないでほしいです
- そして、サッカーや審判に対する情熱を持ち続けてほしいです
3 受講生の感想より
- お疲れ様でした。今年度もよろしくお願いいたします。
- お疲れ様でした。審判に対する情熱を持ち続けてほしい。持ち続けられる様に頑張ります!
- 普段は現場でレフェリングをするのみで考えることをあまりしてこなかった。「レフェリーの存在とは」と考えこれからの活動のモチベーションにしていけるようにしていきたいです。
- 2級審判を目指す上で、審判の本質を知って、判定に迷った時に立ち返る軸を持つことが大切であると思った。
- 審判員の役割、立場を確認することができたので、判定にも活かしていきたいです。
- 2級昇級目指して頑張ります。今年度もよろしくお願いします。