2021年6月17日(木)第2回レフェリーアカデミー(=RAC)がオンライン形式で開催されました。
今回の講師は、小出さんです。テーマは「対角線式審判法」です。
今日の内容は、
- 小テスト
- 講義「対角線式審判法
1 小テストでは競技規則20/21 P226、227より出題されました
2 講義「対角線式審判法」
対角線式審判法の基本をおさえて、次の3つのポイントを話しました。
- 正しい判定ができる位置取り(効果的な動き)
→ 対角線式審判法を基本として、争点を見極めるための「適切な角度・距離」に「適切なタイミング」でいること - 競技の質が変わればポジショニングも変えなければならない(効率的な動き)
→高いレベルでの試合や展開が速い試合等では、「今の争点」だけでなく、「次の争点」を予測して両方が監視しやすい位置取りをする。場合によっては「次の次の争点」まで予測する必要がある。 - 競技者の邪魔にならない
→後追い 後追いのメリット⇒選手の邪魔にならず、次の展開の予測がつきやすい。(効果的なアドバンテージも取りやすくなる)
- ディスカッションでは
ファウルが起きた映像シーンを見て、1判定(ファウルかどうか)2主審のポジションについて(あなたならどうする)なと゛起きた事象、主審と副審で挟んで見たとき、どう見えていたか。どう対処したらよいかをディスカッション形式でおこない情報共有をしました
まとめ
- ポジショニング⇒良く見える所,⇒抑止力
- Bestはない。Better(=より良い所)を常に探す
- 自信を持つ、そのために動く、見る
受講生の感想より
- ディスカッションすることによって、自分の意見もアウトプットできたし他の方の意見など聞けてとても新鮮でしたし勉強になりました。
- 本日も講義ありがとうございました。 映像で見るのと、現実を重ね合わせて考えられました。 ポジションは指摘されていますのでこれからいかせていきたいです。
- 改めて対角線式審判法の確認ができました。距離や角度を意識しながらどこに自分の視点を置くのか、争点はどこに移っていくのかなどを意識しながらレフェリングをしていきたいと思います。難しい所もありますが、試合をこなす中で意識してできるようにしていきたいと思いました。今日はありがとうございました。