1月16日(水)2018年度第11回審判セミナーがサンプロアルウィン(松本市)にて行われました。
講義
今回の講義は小出さんが担当です。
今回の講義のテーマは「タックル」。
本日のゴールは「足元のタックルを見極める」「考慮事項を理解する」です。
今回の講義の内容は、
- 競技規則10問テスト
- 懲戒罰の整理
- 考慮事項
- 映像での確認
- まとめ
1. 競技規則10問テスト
• 競技規則2018/19 P.101「直接フリーキック」から出題されました。
皆さんも挑戦してみてください。
競技者が次の反則のいずれかを相手競技者に対して(1)に、(2)に、または、(3)で犯したと(4)が判断した場合、直接フリーキックが与えられる:
- (5)する。
- (6)。
- ける、またはけろうとする。
- (7)。
- 打つ、または打とうとする(8)を含む)。
- (9)する、または(10)。
- つまずかせる、または、つまずかせようとする。
2. 懲戒罰の整理
不用意とは、無謀とは、過剰な力とは?
競技規則のp101に記載されています。
皆さんも確認してみてください。
3. 考慮事項
では具体的に、何を根拠とすればよいでしょうか?
- 接触部位(スパイク甲裏、すねなど)
- チャレンジの方向(後方、横、前方、斜め)
- チャレンジの強さ(強い、弱い)
- ボールの優先権(誰がキープしているか)
- 競技者の意図(悪意があるか) など
4. 映像での確認
映像を見て、ノーファウル・ファウル・警告・退場 を確認しました。
5. まとめ
- 考慮事項の総合的に考えて不用意、無謀、過剰な力、を判断する。
- 事象の見え方によって判定が変わってくることを理解してください。
- 第一印象(ファーストインプレッション)を大事にしてください。
6. 質疑応答
受講者の声
- いつもありがとうございます! 足元でのファウルと言うわかりやすい設定でとても良かったです。 見る角度でも判定が変わりやすいとこや、VTRだから判断できたが実際フィールドで的確に判断できるかなど、考えさせられました。 今後の判断基準の参考になる大変勉強になった講義でした。 ありがとうございました。
- 本日もありがとうございました。 ファウル、カードの提示の判断に迷う部分もあったため、基準を学べて良かったです。
- 講義中はVTRで繰り返し見られるため、十分に見てから勉強が出来ましたが、実際の試合中に発生する足元へのファウルについては、試合の流れなどでも発生する頻度が変わるため、常に角度、距離を意識したポジショニングが重要と改めて認識しました。 VTRを使ってディスカッションが出来る講義だったため、とても分かり易く理解が深まりました。
- ビデオを見てのファウルの判定、難しかったです。 スローのアップで見ても悩むのに、ゲームのスピードの中、瞬間で正しい判定をくだすなんて…。今日教えていただいた考慮すべき点をしっかり頭の中に入れておいて、より見やすい距離、角度から可能な限り正しい判定が下せるよう努力したいと思います。